わら細工の会『円座』
農家の方は昔、お米を収穫した後の「稲わら」も無駄にせず、
草履や籠などの生活用具を作っていました。
わら細工の会円座は、物を大切にしたその先人の知恵や
わら細工の技を次代につなげる活動を行っています。
今回の講座では、お正月用のしめ縄作りに挑戦しました。
工程は、大きく分けて5つほど。
・1 わらの穂を取る。
・2 わらを綯(な)う。
わらを綯うとは…わらを束ねて太い縄を作ること。
・3 わらを編む。三つ編みのようにわらを編んでゆく。
・4 編んだわらを組み合わせて土台を作る。
・5 最後に自分の好みで飾り付ける。
飾りに使われる物として
最初に取った穂や松・ゆずり葉・南天・橙(だいだい)・
紙垂(しで)・南天の実などがありました。
しめ縄の由来は…
神様を祀るのにふさわしい神聖な場所を示すという意味があります。
しめ縄を飾ることで、結界となり不浄なものが入り込まないように
する役目もします。
今回は、静岡県御殿場辺りで見られているハサミ型のしめ縄飾りを
作りました。70~80センチ程の立派な出来映えでした。
親子連れ2組を含め参加していただきましたが
皆さん、楽しかったと言われていました。