支援センターでは、昨年2012年9月、八王子市内の市民活動団体(支援センター登録団体・八王子市内NPO法人)400団体に対し、アンケート調査を行いました。
活動の年数、活動分野、会員数などの現状把握の他、課題、支援を必要としている項目など24項目の質問をさせていただきました。
170団体から返信がありました。アンケートへのご協力ありがとうございました。
結果を集計しましたので、詳しくはPDFをご覧ください。
概要としては、八王子市内の市民活動団体は、2000年以降に設立され、活動年数10年以下、スタッフは5人以下、60歳以上のボランティアで運営されている団体が一番多いことが読み取れました。
会員数は50人以下の団体が7割です。
事務所は7割の団体が持っていません、専用事務所を持ちたいと思いながらも資金不足で難しいという記述もいくつかありました。
活動エリアは8割が八王子市内で活動している団体です。
活動分野は福祉関係団体が2割、子ども関係団体も2割弱と若干多く、ついで社会教育・まちづくり・環境・文化等の活動が1割前後と続きます。しかし、国際や男女共同、人権平和などの団体も多くあり、活動分野は多岐にわたっています。
法人格を持っている団体は3分の1、今後法人化を希望している団体は1割、また、現在のNPO法人が将来的に認定NPO法人を目指す団体は6割あります。
事業規模は年間50万以下の団体が5割ですが、中には1億を超える団体もあります
運営費は、会費のみで運営をされている団体が4割と多く、次いで自主事業、助成金と続きます。寄付をもらっている団体は1割にもなっていません。
情報発信手段は会報誌やホームページを利用している団体が多いですが、ブログやFacebookなどSNSを利用する団体も増えてきました。
協働については事業を受託したことのある団体が3割、その相手は市が6割とほとんどです。
助成金を申請したことのある団体は5割です。
地縁組織と関わりのある団体は3割です。
課題となっている点は組織運営、情報発信、資金、人材、活動拠点など、多くの問題を抱えていて、支援が必要なことも課題とリンクし、人材不足、資金不足、活動スペースの不足などが挙げられています。活動を休止している団体もあり、その要因の一つとしては上記課題の人材不足がありました。メンバーの高齢化を課題であげている団体も多く、若い世代に参加して欲しいけれどもなかなか人が集まらず、どの様にアプローチをしたらいいか悩んでいるという声もありました。今後、八王子の多彩な活動を支えていくためには人材的な支援は急務といえ、これは市民活動支援センターの課題として今後積極的に取り組んでいきたいと思います。